【ワイン初級編】ロゼワインとオレンジワインの違いを説明できますか?|ワイン醸造|使える豆知識

醸造・蒸留系

桜が舞い散る季節から初夏の蒸し暑くなる頃にピッタリのロゼワイン。
そして一時期ブームになった歴史的なオレンジワイン。

今日はこのふたつを徹底的に比較していきます!
明日から使える豆知識がたくさんあるので、ワイン初心者必見です。

ここがポイント

・ロゼワインとオレンジワインの違いは醸造方法の違い
・アルコール発酵の化学的な解説
・4種のワインの製造方法がわかる
・オレンジワインの起源は8000年前!?


ちなみにワインは 醸造酒 です。
醸造酒と蒸留酒の違いがいまいちな方向けに違いを解説しています!
よろしければそちらもどうぞ!

【あわせて読みたい】

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そもそもワインはどうやって作るの?

アルコールの作り方化学的に解説

いきなりですが次の化学式はどのような意味を表すか50文字以内で説明してください。

C₆H₁₂O₆ = 2C₂H₁₅OH + 2CO₂

なおや
なおや

なんだこの高校の化学のテスト風の問題は…….

頭が痛いぞ。

答えられた方はさておき、正解はこちら。

1分子のグルコース(糖)からエタノール(アルコール)と二酸化炭素(炭酸)が2分子ずつできることを表しています。

要するにアルコール発酵の化学式です。

お酒の世界では 酵母(微生物)が糖分を分解してアルコールと炭酸 にします。

なおや
なおや

微生物の力を借りなければお酒は造れません!

なんか素敵ですねっ

ワインの作り方(発酵編)

皆さんワインの発酵過程を1から説明できますか?

なおや
なおや

ぶどうを絞って発酵させて熟成させて、、、

なんやかんやで出来上がり?

醸造の世界では 単発酵、複発酵、平行複発酵 という3種類のアルコールの作り方が存在します。

その中でもワインは 単発酵 に分類されています。

簡単に言うと、ブドウ自体の糖分を使い発酵させてアルコールを作り出します。ぶどうを放っておいても自然にワインが作られてしまうのです。

3種類の醸造方法の中で一番過程の少ない作り方です。
遥か昔からワインが作られていたことにも納得ですね。

※3種類の醸造方法の詳細は今後中級編として記事にします※

ワインの作り方(全体編)

ワインのアルコール発酵が理解できたら次はワイン製造の全体図をみていきましょう。

私が大好きなエノテカさんがとても分かりやすいワイン醸造チャートを掲載しているのでお借りしました。

参照 エノテカオンライン オレンジワインとは?

4種類のワインで共通する製造過程が、ブドウをつぶす、発酵、熟成。

4種類のワインで異なる製造過程が、果皮や種の取り除く過程 です。

この工程こそがワインの色や味わいに違いを与えています。

なおや
なおや

ブドウの皮や種にワインの見た目や味わいを左右することが分かりました。
しかし、一体なぜそんな影響力を持つのでしょうか。

ブドウの果皮や種子がワインに与える影響

ワイン用ブドウは赤ブドウと白ブドウしかありませんが、果皮や種子を用いることで4種類のワインを作ることができることが分かりました。

さて、ブドウの果皮や種子はなぜワインの見た目や味わいに変化を与えるのでしょうか。

答えは 色素とタンニン に隠されています。

赤ワインが赤い理由は、黒ブドウに含まれる アントシアニン と呼ばれる色素があるからです。

そして、ブドウの種子には タンニン と呼ばれる苦み成分が多く含まれています。

ロゼワインが淡いピンクの見た目を維持できるのは、ブドウを潰して果汁を発酵させる前に果皮を取り除いているからです。(ロゼワインの製造方法は多数あります)

さらに白ワインを作る際も発酵前に果皮を取り除いています。故に淡い色に仕上がります。

白ワインとロゼワインは製造方法は同じで、白ブドウを使うか黒ブドウを使うかの違いということが分かります。

さて、ここからが本題です。
もう一度先ほどのワインの醸造チャートをご覧ください。

オレンジワインと赤ワインの違いは何ですか?

そう、「白ブドウを使うか、黒ブドウを使うかの違い」それだけなのです。

オレンジワインは赤ワインと同様に果皮や種子ごと発酵させます。
要するに、ワインを着色させタンニンによる苦みを与えるのです。

オレンジワインとロゼワインの比較

ややこしい分野ですが、あと少しです! あと一歩でワインビギナーです!

最後にオレンジワインとロゼワインの違いを比較していきましょう。

まずは先ほどまでのまとめです。

【まとめ】

ロゼワイン → 黒ブドウ使用。醸造方法は白ワインと一緒。

オレンジワイン → 白ブドウ使用。醸造方法は赤ワインと一緒。

違いが見えてきました!

なおや
なおや

「ロゼワインは黒ブドウで作る白ワインなんだよね」
「オレンジワインは白ブドウで作る赤ワインなんだよね」
と次の飲みの場で自信をもって自慢しましょう!!
※場が盛り上がるかどうかの責任は取りません※

見た目の比較

【ロゼワイン】
淡いピンク色

果皮や種子は取り除きますが、赤ブドウの果汁にもアントシアニンが含まれているのでピンク色になります。

【オレンジワイン】
黄色に近いオレンジ色

白ブドウにはアントシアニンが含まれていないので赤くはなりません。
しかし果皮や種子と共に発酵させるので、果皮の色素がワインをオレンジ色にします。

味わいの比較

【ロゼワイン】
基本的に苦みはなめらかでさっぱりとした味わい

果皮や種子を取り除くことで、赤ワインのようにタンニン由来の渋みがありません。

【オレンジワイン】
渋みを感じられるが飲み口は赤ワインよりなめらか

果皮や種子と一緒に発酵させるので、タンニン由来の渋みがあります。
赤ワインのような濃厚さを感じず、マイルドな味わいに仕上がることが多いです。

オレンジワインの起源は8000年前!?

お疲れ様です。疲れたあなたに休憩の意も込めてちょっとした豆知識を送ります。

ワイン発祥の地を知っていますか??

そう! ジョージア です。

naoya
naoya

アメリカのジョージア州ではありません。国です!
ヨーロッパよりのロシアの近くにある小さな国です。

縄文時代??弥生時代?
とにかくはるか昔からワイン造りは行われていました。

しかし今のようにセラーで熟成させるような技術はありません。

ここで先ほど説明した 単発酵 の奇跡が起こります。

ブドウ由来の糖分を自然界の酵母が勝手にアルコール発酵させてしまうのです。
この仕組みに気づいた当時のジョージアの人々は、土器にブドウを詰めて発酵させていました。

これがワインの起源であり、オレンジワインの起源でもあります。

そしてこの当時の自然由来の発酵方法が世界中の目に留まり、現在オレンジワインとして市場に出回るまでに成長したのです。

なおや
なおや

自然発酵したワインを最初に飲んでくれた人に感謝です。
何事も偶然から生まれちゃうもんですよね~

ものは試し!ぜひ飲み比べてみましょう

さて、今回の記事でワインの豆知識が増えたあなた!
飲み会のネタはもう完璧です。

あとは実際に飲んでみて、味わいの違いを自分の舌で感じて自分の言葉で説明できるようにしましょう。

ロゼワインもオレンジワインも実はカルディで売っています。

ワインショップでも買えますが、意外に身近にあるワインなので見かけたらぜひ試してください!

ワイン講座 初級編おわり!

コメント

23歳。社会人2年目。

夢はビールを中心とした村を作ること

好きなものは、ラーメンと寿司。もちろんお酒も好き。
最近感動したことは、奄美大島でみた朝日。
好きな言葉は「質実剛健」。

インスタも積極的に更新中!

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